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農業やめた人と続けてこれた僕の違い

農業やめた人と続けてこれた僕の違い1

農業を続けるには?

「農業やめた人ってどんな理由でやめちゃうの?」
「本当に農家としてやっていけるかどうか、ちょっと将来不安…」
って思ったことありません?

自分もそうでして、就農当時は結構漠然とした不安がありますよね。
そもそも、サラリーマンなら毎日嫌々仕事をやってても、行けばお金がもらえる。

けど、会社員を辞めてフリーランスで自分でお金を取りに行くってなると、
それだけでもハードルあります。

親元就農の方はそのハードルは感じたこと無いとは思いますが、
ゼロから始めてましてや農業で食べていく。ってなると、かなり不安に感じてる人多いんじゃ無いでしょうか?

ですので、今回の内容を聞いていただくことで、農業を続けてこれた僕なりの秘訣があなたにとってヒントとなり、あなたの理想とする農業が出来るようになります。

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農業やめた人と僕の違い

先に結論をお伝えしますと、僕はどんなところが違ったか?というと

  • 原体験が低い
  • こだわりなし
  • フットワークが軽い
  • 自分に負荷をかける

ひとつずつ、みていきます。

原体験が低い

これ、どういうことか?っていうと、最初の農業が重労働かつ低賃金だったんです。
僕は最初、農業生産法人に入って農業をやってましたけど、もうかなり厳しいところだったんですね。
時給換算400円台だったり、休みは月に1回だったり。
体力面はもちろん、精神面でもかなり厳しくて。
それで辞めてく研修生も何人もみてました。

どんな感じだったの?

この詳細は、過去にポッドキャストで「農業法人はブラックすぎる」みたいなタイトルでお話ししてますので、
概要欄にリンク貼っておきます。
そちらをご確認ください。

なので、最初の農業がそんな感じだったので、独立就農後は本当に楽だったんですね。
1年目とか、とある農家さんの畑まるまるお借りさせていただけましたが、
ホント、家庭菜園やってる感覚でした。果樹成園で5反ぐらいでしたけど。

しかも農業法人のときよりも稼げるようになってったから、
そういった小さな成功体験が「よし、次はこうしよう!」みたいな原動力にも繋がっていきました。

これが一つ目、原体験が低い。という内容でした。

農業やめた人と続けてこれた僕の違い2

こだわりなし

減農薬でやろう!とか有機農業やろう!とか、そういったこだわりは全くありませんでした。
強いていうなら、とにかく農業で食べていける農業をしたいっていうこだわりナシです。

なので、地主のおばあちゃんから言われたこと、法人時代に社長と専務に言われたことを、
ただただ素直に行動に移してましたね。

なんで素直に行動することが、続けられる秘訣になるの?

教えてくれる人はすでに農業のやり方を知ってる人、稼いでる人なんで、
素直に行動すれば、同じ成功体験が得られて、農業やってく自信に繋がっていくからです。

もちろん、「こうしたらいいんじゃない?」って頭では思ってました。
ゆくゆくは畑を広げたいっていうのもあって、僕じゃなくても出来る方法っていうのはずっと考えてました。
「こうしたら素人さんでも、人に任せても作業が進むかな?」
って頭ではあっても、実際は言われた通りに動いてました。

余談ですが、農家のせがれさんが親とケンカする理由のお話ししたときにも言いましたが、
バチバチする理由はこれですよね。
せがれさんがこだわりもってて、それを親が「けしからん!わかってない!」って言い合いになる。

逆にうまくいってるせがれさんの中には、こだわりがないからバチバチしてなかったり例もありました。
「農業全く知らないから、親から教わるしかないから、こだわりようがない」って言ってました。

以上が2つめ、こだわりなし。という内容でした。

フットワークが軽い

畑行ってて、「やらなきゃ!」ってものが見つかったら、すぐに行動してました。
それが例え効率が悪いことであっても、すぐにとりかかる。
そうすることで、やってみて更に気づきがあったりするわけです。

「病気が出てるから、防除してみた。
でも、となりの薮がひどすぎるから、ここを綺麗にしたら病気減るかも」
みたいな。
「なんだか心配になってきたから、ちょっと暗いけど畑行ってみよう」とか。

その結果、失敗する率が減ることで農業やれる自信に繋がって続けてこれたと思います。

これが3つ目、フットワークが軽い。という内容でした。

農業やめた人と続けてこれた僕の違い3

自分に負担をかける

言い換えると、自分に最も厳しかった。ってことです。
これは、農業に限った話ではないですけど、
サラリーマンは上からの指示は絶対じゃないですか。
それに対して動くだけですけど、
フリーランス、自営の方は上からの指示が無い。
自由な反面、怠けることも出来る。
だから、いかに自分に対してストイックに取り組めるか?ってかなり重要だと思ってます。

僕の実際の例

就農当時は、晴れの日は一年中、畑にいました。
農繁期は雨でも畑ですけど(今でも)、畑に出れるときは畑にいました。

探してたんですね。「何かやることはないか?」って。
でないと心配になっちゃう感じでした。

で、ふと「あ、あれをやっておいた方がいいかも」って気づいて、で結果的にうまく行ったりするわけです。
この小さなことが自信に繋がっていって、農業続けられてきたんじゃないかと思ってます。

逆に冬場、雨の日に事務作業に徹するか。って言って、家にいるじゃないですか。
で、途中で雨が上がったり、陽が差してくると、「外、行けるのに…」ってなって、
かなり罪悪感を覚えてました。

これが最後の4つ目、自分に負担をかける。という内容でした。

ふりかえり

いったん、話を振り返っておきますと、
農業やめた人と僕の違いは、どんなとこが違ったか?というと

  • 原体験が低い
  • こだわりなし
  • フットワークが軽い
  • 自分に負荷をかける
    でした。

ここまでが1つ目のチャプター、農業をやめた人と僕の違い。でした。

農業やめた人と続けてこれた僕の違い4

続ける上での共通点は?

ここまで聞いて、「自分、結構かけ離れてるなぁ」「なかなか出来ないよ…」って思われるかもしれませんが、
今までのはただの僕の一個人の具体例であって、この通りにすれば大丈夫!っていうものじゃありません。

逆に、全然出来ていなくても農業する上でいろんな作業をしたり、考えがあったりすると思いますが、
僕もこうして列挙してみて気づいた共通点があったんですね。

それは何かというと、それが次の2つ目のチャプター、続ける上での共通点は?の内容でして、
農業を続け得る共通点、それは
成功の積み重ね
です。

自信につながる

どんなことでもいいと思うんですよ。
「大きい実が収穫できた」
「1日で草刈りが終えることができた」
「時間内にちゃんと出荷できた」
とか。

いろんなところにある、小さな成功体験があるからこそ自信にも繋がっていって、
「気づいたら農業で生活してた」ってなると思います。

うまくいかない場合は?

そうはいっても、
「なかなか売り上げが上がらないよ…」
「全然、ちゃんとしたものが栽培できなかった…」
って思われる方もいらっしゃるかと思います。

ホント、つらいですよね。
先が見えないというか。
どうしたらいいのか、自分自身でもわからなくなってしまって。

これを、「自分を信じて夢をあきらめないで」って言っても
ちょっと現実味が無いんで、現実的なことをお伝えすると、
あなたのペースでいいんで、焦らないってことかと思います。

例えば、

  • 売上が少ない→バイトしながらでいい
  • うまく栽培できない→失敗しながら、教わりながらでいい
  • 体力が続かない→少しずつ負荷をかけるでいい
    とか

もちろん、課題に対してアプローチは続けるものの、
あなたの今できるベストをつくしていくことで、
そこから小さな成功体験が積み重なって、自信につながっていって、
うまくいかないことへ更なるアプローチをしていけるんじゃないかと思います。

終わりに

いかがでしたか?
農業を続けていく上で、大変なこともたくさん出てきます。
そんなときに、少しずつ自信をつけていきながら、理想の農業を目指していきましょう。

こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
あなたにとって、僕のこれまでの学びや経験、考えが参考になれば幸いです。

それではまた別のコンテンツでお会いしましょう。
終わります。 

【参照】

【就農2年目が限界…】農業法人のブラックさが、逆によかった件。

「もっと、農業に夢中になっちゃおう。」
みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
【ゆびあぐり】のSNS一覧
https://lit.link/yubiagri

ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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