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地域の農家さんとの振る舞い方

地域の農家さんとの振る舞い方1

くせつよ農家、いますよね。

「地域に新たに就農したけど、周りの農家さんがちょっとキツイ人ばかり」
「なんか地域にイマイチ馴染めてない感が…」
って感じたことありません?

自分もそうでして、ゼロから違う地域に就農するとなると、
もう畑のコミュニティみたいなものに必然と触れるわけです。

特に農協の共選所とかだと、遠くからじっとこっちを見られたり、
若いってだけでも浮くわけです。

で、中には「おめぇ、どこのもんだ?」って怒鳴り口調に近いぐらいで迫られたり。
嫌ですよね。

今でこそ、15年近く農業やってきたから会得しましたが、
目の前の農家さんとの振る舞い方次第で、一気に打ち解けたり、
信用してもらえたりするわけです。

しかもたった一つのことです。
僕はこれを意識しだしてから、誰とでも話せるようになりました。

逆にこれを知らなかったら、ずっとぼっちのまま。
よそ者扱いされて、距離置かれ続けられて、
「なんかあそこに若いもんがやってるよね」って目でみられます。

農業やりづらくなるの嫌じゃないですか。

ですので、今回の内容を聞いていただくことで、
目の前の農家さんを相手にしたときに、どう振る舞うべきかがわかるようになり、
あなたの農業の周りには味方ばかり、そして理想とする農業ライフへ着々と進むことが出来るようになります。

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目の前の農家さんへの振る舞い方

先に結論をお伝えしますと、そのひとつとは、
*相手をナンバーワンとして見なす
です。

ホントこれです。
農家さんの特徴として、自分がナンバーワンだと思っているんです。
そんなにガツガツしてない人でも、
周りの農家さんに謙(へりくだ)ってたとしても、
みんな自分がナンバーワンです。

農家さんの言動を見ると

いろんな農家さんと接してきましたが、やはり好きな話題は「栽培」なんです。
で、飲み会とか地域の会合の場所へ参加すると、とても面白いんです。
みんな、会話の裏にはマウントをとりにいこうとしてるんです。
会話してる相手よりも優位に立とうとするのがチラチラ見えるんですよね。

例えば、
A「先日の遅霜でここら一帯、すももがやられちゃってたけど、うちのは何故かゴリゴリでね。こりゃ摘果作業大変だわー」
B「ま、遅霜でやられてくれたぐらいが、すももの摘果、楽でいいわ。その分、家でゴロゴロしてられるし、ゴルフへもっと行こうかな」
A「でも、良い実は選べないよな。やっぱ普段から土づくりにこだわってたから、こういう結果になったんだろうよ」
B「何も考えずに同じ量の堆肥いれてたら、木がダメになるだろうが。うちは畑ごとに地力をみて入れる量を変えてるから、木も落ち着いてて玉張りばかりは最高よ」

こんなんばっかです。

なので、この農家さんの特性をうまく把握することがカギです。

もう一度言います。これだけ覚えてください。
相手をナンバーワンだとみなした振る舞いをすることで、
どんなに癖強農家であっても、うまく打ち解けられます。

地域の農家さんとの振る舞い方2

実際には?

ただ、大事なのは本気で思うこと。
「相手をナンバーワンだ。ってあしらっとけばいいんだね」
ってことじゃないです。
本当にそう思ってください。

すると、あなたの言動がすべて「あなたはナンバーワンですよ」っていう気持ちとして
伝わるはずです。

「でも、うまくできるかどうかわからないよ」
って方いらっしゃると思いますので、
実際に僕がやってた行動のいくつかあるうち、わかりやすい3つだけ紹介します。
それが次のとおりです。

  • 強制的に持ち上げる
  • 完全素人になる
  • 農産物をほめる
    ひとつずつ、見ていきます。

強制的に持ち上げる

簡単にいうと、自分が謙(へりくだ)ることです。
無理矢理、自分があなたよりも下ですよってなることで、
相手が強制的に持ち上がって、優位性を感じてくれます。

例えば、
「僕はなかなか収穫適期を見極めるのが本当に下手で、だからいつも熟させて畑にすももを落としてしまってます。けど、Aさんはすごいですよね。畑にすももひとつも落ちてない。その判断能力はとうてい僕には身につけられません。」
って流れです。

地域の農家さんとの振る舞い方3

完全素人になる

もし相手が何かを教えようとしてくれるときは、「ぜひ教えてください!」って言いましょう。
ここで重要なのは、あなたがそのことについて知っていても、経験があっても、すべてそれらをいったん消去してください。
で、またあとで復元してください。

これが何を意味するか?というと、相手の顔を絶対に潰さないことにつながります。
そうすることで、相手の
「なんだ、そんなことも知らないのか」
「知らないだろうから、教えてやろう」
の気持ちをつぶすことなく、優位性を感じてくれます。

農産物をほめる

もう絶対にやってください。
仮に「イマイチだな…」って思ったとしても、絶対にほめてください。
なおさら「菊島くん、すごいでしょ、このシャイン。立派でしょ」って
言ってきたらなおさらです。

農産物は農家さんの分身なんで、子供なんで、それをけなしたり、非難したりするのは逆に失礼にあたります。

地域の農家さんとの振る舞い方4

まとめ

ここでいったん話を振り返っておくと、
地域の農家さんとの振る舞い方は?
相手をナンバーワンだと見なすこと

そこから例えば、

  • 強制的に持ち上げる
  • 完全素人になる
  • 農産物をほめる
    ってことがいいかと思います。

終わりに

いかがでしたか?
さりげなくこういった振る舞い方ができるようになると、きっと周りの農家さんからの信頼も上がると思います。

こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
あなたにとって、僕のこれまでの学びや経験、考えが参考になれば幸いです。
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それではまた別のコンテンツでお会いしましょう。
終わります。 

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ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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