副業で週末農家をやっていける?
「やっぱ週末農家、いいなぁと思いつつも、副業としてやっていけれるかな…」
「週末だけなら時間あるから、農業やってみたい!」
って思いません?
こんにちは、ゆびです。
実際に僕は15年近く農業やってきて、週末だけで畑仕事してた人、何名かとお会いする機会があったんですね。
そこでの現実だったり、僕が見た感じの印象をお伝えできたらと思います。
逆にこれを知らなかったら、時間のロスになる可能性もありますので、
今回のお話から、あなたの理想とする農業ライフが送れるヒントになればと思ってます。
農業やりたいけど、まずは副業で始めたいあなた、
週末だけ畑やって農家やってみたいあなた
にとっても
参考になれば幸いです。
目次
副業で週末農家をやっていける?
結論としては、できるけど無駄に終わると感じます。
損が多いと言ってもいいかもしれません。
その理由としては
- そのときに出来ない
- 天候に左右される
- 時間が限られてる
- 気力がない
- 予定が入っちゃう
そのときに出来ない(ひとつめ)
収穫のとき
「今が収穫適期だ!」って思っても、それが平日だと仕事が忙しくて収穫できませんよね。
それで週末になって「ようやく時間がとれた!」ってなっても、ときすでに遅しのパターンがあります。
野菜なら大きすぎちゃったり、果樹だったり熟しすぎちゃったり。
JAや直売所へ持っていってもちゃんとした価格で売れないケースが多いです。
防除のとき
「病気が蔓延してる…今すぐ手をうちたい!」ってなっても、それが月曜日だったら防除できるはあと5日後ってなりますよね。
そうこうしているうちに、どんどん広がっていってしまいには作物が腐ってしまうことも。
これは害虫に関しても、同じことが言えますね。
出荷のとき
平日に出荷したくても、時間がとれずにできません。
先ほどの収穫に関してもそうですが、週末にしか出荷できないと、
そのときに適期ではなくなると売上に繋がらなかったりします。
天候に左右される(ふたつめ)
雨の中できない
晴れてないとできない農作業があります。
例えば、防除や傘かけ、ビニールマルチ敷きなど他にも色々あります。
なのに週末は雨…ってなったら、やりたい農作業もできませんよね。
風が吹いてるとできない
晴れてても、風が強いとできない農作業もあります。
先ほどの例と被りますが、授粉作業や防除、ビニールマルチ敷きなどなど。
こちらも、週末に限って連日強風ってなったら、どうにもできません。
土が凍ってるとできない
冬場限定の内容ですが、例えば、
畑を耕す、支柱を立てる、といった作業はできません。
週末は寒波でガチガチに外は凍ってたりすると、作業が進みませんよね。
時間が限られてる(みっつめ)
出荷のとき
例えば、直売所や市場が「何時までに持ってきて!」って言われても、それが平日だったら時間とれなかったりします。
「この曜日にしか出荷できないよ」って言われたら、もう週末だけの農業だと限界がありますね。
農繁期のとき
1日でやりきれないくらいの農作業が待ってますので、週末だけだと時間が足りません。
気力がない(よっつめ)
平日仕事で週末は休みたい
「農業やるぞ!」って最初は意気込んでいても、平日の仕事が忙しすぎて疲れてしまって、
ようやくの週末の休みには「体動かしたく無い…」状態に。
畑が遠い
普段仕事が忙しいと疲れてしまってて、「あそこまで行くのか…」って移動時間を考えるとおっくうになっちゃいますよね。
気力がなくなっていて、週末畑へ行く気持ちが無くなっていきます。
準備が面倒
「明日週末だから農作業したいけど、あれ準備しなきゃ。これも買っておかなきゃ。」ってなって
やることがいっぱいありすぎて面倒になってしまうケースです。
予定が入っちゃう(いつつめ)
休日でプライベート予定
ご家庭や友人、仲間と過ごす予定があると、畑に出れず、
「畑に行くのが来週になっちゃう…」ってなります。
その間にも作物は順調に生育していたり、雑草が伸びたりして
結果、間に合わない状態になります。
まとめ
いったん話を振り返っておきますと、
副業で週末農家をやっていける?
結論としては、できるけど無駄に終わる
その理由としては
- そのときに出来ない
- 天候に左右される
- 時間が限られてる
- 気力がない
- 予定が入っちゃう
つまり、せっかくここまでやったのに販売できなくて、損してしまう。ってことです。
副業としてお金稼ぎたいとなれば、これはもったいないですよね。
「でも週末でなくても、とにかく副業で農業やりたい!」って場合はどうしたらいいのか?
それが次の話につながっていきます。
うまく副業として農業やってる人の特徴は?
僕が考えたのは次のとおりです。
- 畑を毎日見れる
- 仕事終わりに時間がつくれる
- 規模が見合っている
畑を毎日見れる(ひとつめ)
これはつまり、畑が近くにあるということです。
毎日観察できると、「次の週末はとくに農作業しなくてもいいかも」って判断がつきますね。
また、平日仕事で疲れていても、畑にさくっと行けるので、気軽に手を入れられます。
仕事終わりに時間がつくれる(ふたつめ)
やはり自然相手なので、週末に限らず平日にやらなきゃならないことも出てきます。
そんなとき、仕事から帰っていてから1時間だけ畑できるだけでも、全然違ってきます。
規模が見合っている(みっつめ)
週末だけでしか時間がとれないので、その中でちゃんと手を入れられるぐらいの畑の広さで
農作業ができるかどうかが大事だと思います。
疲れ方も違ってきます。
まとめ
いったん話を振り返っておきますと、
うまく副業として農業やってる人の特徴は?
僕が考えたのは次のとおりです。
- 畑を毎日見れる
- 仕事終わりに時間がつくれる
- 規模が見合っている
終わりに
いかがでしたか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
あなたにとって、僕のこれまでの学びや経験、考えが参考になれば幸いです。
それではまた別のコンテンツでお会いしましょう。
終わります。
「もっと、農業に夢中になっちゃおう。」
みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
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ご覧いただきまして、ありがとうございました。
written by 農業、始める