【最も効果あり】ふくろみ病とカイガラムシ対策の防除をしました。(すももの2月防除)
みなさん、すももの実が「ふくろみ病」になっちゃったことありませんか?
あと、枝に白い砂糖菓子みたいなのがついてたりしてませんか?
これが、カイガラムシです。
ふくろみ病は、正常なすももじゃなくなってるので多発したら困ります。
カイガラムシも、放っておくと実に付着したり、場合によっては木を枯らしてしまう恐れもあるので困ります。
怖くないですか?
実は、この対策として一番効果のある防除があります。
今回の記事をご覧いただくことで、ふくろみ病、カイガラムシに悩まされることが少なくなります。
就農当初、僕も木が一本まるまるふくろみ病になっちゃって、冗談じゃなく、本当にすべてふくろみになった経験があります。
けど実際に効果のある防除をしたところ、劇的に抑えることができました。
目次
カイガラムシ対策とふくろみ病に一番効く防除は?
先に結論を言うと、
発芽前の休眠期に行う防除でして、
カイガラムシ対策としてスプレーオイル(マシン油)
ふくろみ病対策としてチオノックフロアブル
です。
カイガラムシ対策
詳しくみていくと、
まず、カイガラムシ対策としてスプレーオイル。
今回のすももの散布では、50倍希釈しました。
効果がある理由
なんで、マシン油が効くかというと、
カイガラムシの呼吸する部分、気門をオイルで塞いじゃうんですよね。
呼吸をできなくなると。その結果、死んでしまうというメカニズムです。
なおさら、葉っぱが無く枝が剥き出しの状態なので、カイガラムシにかかりやすい時期です。
であれば、いっそのことカイガラムシを全て無くしてしまいたいじゃないですか?
最も効果のある散布方法
その場合、もっとも効果のある散布って気になりません?
そんな最も効果を発揮する防除の方法は、
晴天が続く日に散布する
ということです。
何故かというと、カイガラムシが窒息するまでに、雨が降ってしまうと
マシン油が流れてしまうんですね。
呼吸ができてしまうと。結果生き残ってしまうので、
晴天が続く日に散布することをおすすめします。
以上が、カイガラムシ対策の内容でした。
ふくろみ病対策
続いて、ふくろみ病対策としてチオノックフロアブル
についてお話します。
もう、ふくろみ病に効くといったら、休眠期の防除が最低ラインだと思ってます。
他の防除ではあまり効かないイメージがあります。
過去の経験
何でかというと、昔、春になるギリギリにお借りしたすもも畑がありまして、
剪定していない状態でした。
急いで、このチオノックフロアブルを散布したんですけど
かなり、かけむらがあったんでしょうね。
冒頭にもお話しましたが、一本まるまるふくろみ病になっちゃったんです。
もちろん、チオノックを散布した後にもちゃんと殺菌剤で防除していたにもかかわらずです。
一方、しっかり剪定したすもも畑ではふくろみ病はいっさい出ませんでした。
発生しなかった理由
この違いは、チオノックフロアブルがしっかりかかっていたか?かかっていなかったか?
によるものなんですね。
このかけ具合によって、ふくろみ病が出てしまっているので、
休眠期のチオノックがかなり重要だと気付かされました。
しっかり散布していても、発病する方へ
でも、うちではしっかりかけてても出ちゃってるよ?
という方もいらっしゃると思います。
これ、春前に雨が多かったりすると出やすかったりします。
過去に農家さんに言われたのが、
「ここんとこ雨が多いから、もう一回散布しといたほうが安心だよ」
って言われたんですね。
もうその通りでした。
他では出てて、うちでは出てませんでした。
なので、雨の降り具合も注意が必要だと考えています。
以上が、ふくろみ病対策としてチオノックフロアブルの内容でした。
まとめ
ここで一旦、ふりかえっておくと、
カイガラムシ対策とふくろみ病に一番効く防除は?
発芽前の休眠期に行う防除でして、
カイガラムシ対策としてスプレーオイル(マシン油)
ふくろみ病対策としてチオノックフロアブル
ということです。
注意点
じゃあ、一緒に混ぜて散布しようと思われるかもしれませんが、
注意点をひとつ。
混ぜる順番に注意してください。
これ別の動画でもお話ししましたが、
結論として、
スプレーオイルが先で、そのあとチオノックフロアブルを溶かしてください。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。
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written by 農業、始める