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そんな農業、ありませんでした。

そんな農業、ありませんでした。1

「農業を始めてみたら、なんか想像してたのと違う…」
「自分のやりたい農業と現実は違ってた」
って思ったことありません?

こんにちは、ゆびです。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

これって、趣味で農業しているならともかく、
農業を主で生活していこう、家族、子供を養っていこうとする人だったら
なおさら現実とのミスマッチが起きると大変なことになりますよね。

ですので、今回、特に僕が感じたリアルな農業のギャップをお伝えしますので、
これから農業を始めたい!って方が現実的に考えられるようになって
あなたの理想とする農業が出来るヒントになればとおもってます。

思ってたのと違った農業

特に農業で食べていこうとしたとき、「そんな農業ないな」って感じたことは、次のとおりです。

  • 優雅な
  • 晴耕雨読(せいこううどく)
  • 好きなものを栽培
  • 人と関わらない
  • 好きに休む
  • 栽培だけ
  • 無農薬

ひとつずつ、みていきます。

優雅な(1つめ)

なんか農業っていうと、ゆったりのんびりしたイメージがありました。
牧歌的なというか、ロハスというか。

でも現実は違いました。
時間に追われて、あたこち動き回って、もう5分でも畑に出ていかなきゃって感じで。
ゆったりのんびり畑に出て、「小鳥さん、こんにちは」なんて世界ではなかったです。

晴耕雨読(2つめ)

どういう意味か?というと、晴れた日は畑で農作業して、雨の日は家で勉強するっていう言葉なんですが、
実際には雨が降っても畑に出てました。

何が言いたいか?というと、雨だからお休みってことがなかったんですね。
ただ、さすがに冬の雨の日は畑には出ていませんでした。

じゃあ、冬の雨の日は何をやっていたの?
っていうと事務作業、当時僕はwebページの作り方を勉強して、独学で作ってました。
これ身に付いたら一生もんだろうなと思って、練習してました。

今ではやっぱ動画編集だったりアカウントの運営の仕方を実践しながら学んでる感じです。
もう、間違いなく動画需要は高まってるんで、そのスキルは身につけておけば一生もんだろうなと思ってやってます。

こんなかんじで、就農当時は365日が農業のために生きていたって感じです。

好きなものを栽培(3つめ)

自分が栽培したいもので、農業できると思ってましたけど、
先に就農する場所(僕の場合は山梨)は決めていたので、おのずと果樹(ぶどう、もも)になったんですね。

でも他の果樹でも育てて売ればいいじゃないか。って思われるかもしれませんが、
営業したり、売ったりする経験がない中で、まずは農協出荷がメインでした。

となると、農協で取り扱っている品目しか栽培できなくなって、
「あ、自分で栽培したいもので農業するって、かなりハードルが高いんだ」
って思わされました。

あと、自分で販売するにしても、
栽培したいものがあまり売れるものでないパターンもあります。
売り先があるものを選ぶのも大事なんだって思いました。

でもこれやりたいっていうなら趣味の園芸でやるべきです。

そんな農業、ありませんでした。2

人と関わらない(4つめ)

よく農業を選ぶ理由として、「人付き合いが苦手だから」とか「誰とも関わりたくないから」っていう人いますけど、
全く逆でした。
確かに地域自体に人が少ないんで、畑だけ行ってるとそこまで会うことはないかもしれません。
けど、だからこそ地域の人、周りの人と密な、濃い付き合いになったりします。

なので、農業やっていく上でコミュ力は結構大事だと痛感しました。

好きに休む(5つめ)

なんで、そう考えるか?というと、
これ1つ目の理由とも被りますけど相手が自然なんで、こっちの人間都合でコントロールできないんですよね。
どんどん生育が進めば、それに合わせてこちらが動かないといけない。
だから、風邪ひいても畑行かなきゃいけない。
友人の結婚式とか子、供の学校行事とか優先にできないときがもちろんあります。
好きに休めないです。
サラリーマンもそうかもしれませんけどね。

栽培だけ(6つめ)

畑だけ出て栽培してればいいや。とはなりませんでした。
もちろん、農協出荷だけでしたら可能かも知れませんが、
自ら販売したり、自分の農園を宣伝したりする場合には、栽培以外にも事務、営業、販売とか
いろいろやることがありますよ。ってことです。

僕もマルシェへ参加するようになってから、いろいろやりました。
チラシづくりや、看板づくりもそうですけど、
「どうしたらお客様がすもも買ってくれるのか?」
「どうしたら近くに寄ってもらえるか?」
とかいろいろ考えるようになりました。

無農薬(7つめ)

就農したてのときは、まず普通に農薬つかって栽培できるようになってからをオススメします。
なぜかというと、これでみんな挫折してます。
いきなり無農薬でやりだして、「うまく育たない」「売れるようなものじゃない」ってなって、農業やめてくんですよね。
農業やめなくても、それで売上がたたないから、他の仕事をしながらになって、
農家になるためにサラリーマンやめたのに、これじゃ畑をちょっとやってるフリーターになってて。

本当にもったいないです。

有機農業でさえ、農薬は使うんですから、
まずはちゃんと栽培できるようになってから、型を身に付けてから、基本ができてからを強くお勧めします。
初心者は農薬使ってもらいたいです。

ふりかえり

思ってたのと違った農業
農業で食べていこうとしたとき、「そんな農業ないな」って感じたことは、次のとおりです。

  • 優雅な
  • 晴耕雨読(せいこううどく)
  • 好きなものを栽培
  • 人と関わらない
  • 好きに休む
  • 栽培だけ
  • 無農薬

以上が1つ目のチャプター、思ってたのと違った農業の内容でした。


ここまで聞くと、「うわー、現実はそうなのか…」「人間関係が嫌だったから農業したかったのに…」って
思われるかもしれませんが、
確かにそうなんですけど、正直、「白か黒か」みたいに0か100かでは無いんで、
思い描いていた農業が全くありませんってことでは無いのも確かです。

むしろ、農業やってみて「え?そんな感じで意外だった」と好印象だったこともありました。
それはどんなことか?というと、それが次の2つ目のチャプター、いい意味で裏切られたこと
の内容に入っていきます。

そんな農業、ありませんでした。3

いい意味で裏切られたこと

  • お盆・年末年始がお休み
  • お茶の時間
  • お裾分けどころじゃない
  • 毎日ピクニック
  • 疲労感がなんか違う
  • 食べてくれる感動

ひとつずつ、みていきます。

お盆・年末年始がお休み(1つめ)

あんだけ忙しくて、寝る暇もなかったのに、夏場のお盆は休みなの!?って驚きました。
これなんでか?っていうと、市場がお盆休みになるからです。

市場がお盆休みになれば、農産物を出荷できない。
となるとJAもお休み。
じゃあ農家もお休み。

急にお休みになってうれしかった記憶があります。

あと、作型にもよりますけど山梨の落葉果樹に関しては、年末年始ちゃんと休めます。
1ヶ月剪定したら、春までの2、3ヶ月何しよう?ってなってる農家さんは多いです。

だから、おじいちゃんおばあちゃんは海外旅行へ行ったりするんですよね。

お茶の時間(2つめ)

農業やる前まで学生だったんで、バイトでの社会経験はありました。
なので、10時と15時に休憩時間が入るって驚きました。
しかもお茶菓子が出てきたり。

そんな農業、ありませんでした。4

お裾分けどころじゃない(3つめ)

農家さんが収穫のときに出荷できないハネダシ。
これをめちゃくちゃもらえます。
押し付け合いです。

毎日ピクニック(4つめ)

法人にいたとき、お昼とか畑でそのままお弁当食べてたんですね。
だから毎日がピクニックでした。
そのまま畑で昼寝したり、ぼーっとしたり。

これはすごく気持ちよかったです。

疲労感がなんか違う(5つめ)

農業やる前の学生のときは、かなり頭をつかって疲れたりしたんですね。
白衣着て、目の前の薬品に気をつけながら実験してて、昼夜とわず研究室にいて
データまとめて、発表原稿かいたり。

でも農業やってみると、疲れ方の種類が違ったんです。
こっちのほうが心地よい疲労感でした。

これって、まさに体を使っているからこそなんですね。
そこで僕は小学生だった当時、キックボールして夕暮れまで友達と毎日遊んでたのが蘇ってきて、
これでお金もらえるんじゃいいなって思いました。

食べてくれる感動(6つめ)

もう、こんなにうれしいものかと。
自分が育てたすももを、目の前で食べて「うわー!おいしい!」って言われる感動。
これはマルシェで経験しました。

ふりかえり

いい意味で裏切られたこと

  • お盆・年末年始がお休み
  • お茶の時間
  • お裾分けどころじゃない
  • 毎日ピクニック
  • 疲労感がなんか違う
  • 食べてくれる感動

以上が2つ目のチャプター、思ってたのと違った農業の内容でした。

終わりに

いかがでしたか?

こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
あなたにとって、僕のこれまでの学びや経験、考えが参考になれば幸いです。

それではまた別のコンテンツでお会いしましょう。
終わります。 

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ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める


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