僕がすももを選んだ5つの理由
「これから就農するのに、どんな品目を栽培すればいいのかな?」
「それを選んで農家としてやっていけるかどうか不安」
って思ったことありません?
こんにちは、ゆびです。
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
ほとんどの果樹農家って、栽培する品目は1つだけですし。
多くても3つとか。
その選んだ品目に自分の命を預けていくわけですから、生活かけていくわけですから、
そりゃ不安になりますよね。
もう20代後半だった僕は真剣そのものです。人生かかってます。
そんな中、僕が農業法人にいたときにいろんな果樹に携わってみて、
「これいいな」「独立したら栽培したいな」って思った品目がありました。
この、僕が「すもも」を選んだ理由を聞いていただくことで、
品種選びのヒントになって、
あなたが「この品目にする!」ってなかなか決断しきれていない不安な状態が少しでも解消されて、
結果としてあなたの理想の農業ライフが送れるヒントになれば幸いです。
目次
人生かけてすももを選んだ理由(1つめ)
栽培面と経営面があるんですが、あわせて5つ理由があります。
- ギャップがある(栽培面)
- 手がかからない(栽培面)
- 農家が少ない(経営面)
- 価格安定(経営面)
- 時給が高い(経営面)
ひとつずつ見ていきます。
ギャップがある(栽培面)
酸っぱいイメージがあったすももですが、完熟にすると甘くなり、
酸味と甘味を両方とも楽しめるくだものとして魅力を感じました。
だから、すももを選びました。
手がかからない(栽培面)
ぶどう、もも、季の中で、すももが最も手がかからない
・だれでもできる→素人でもできる→属人化しないから、ベテランじゃないと育てられないが無い
・失敗してもリスクない
・畑は空いてる→そこにどんどんすももを→とれたらいいな
だから、すももを選びました。
農家が少ない(経営面)
山梨がすもも日本一でも、県内では7%
ぶどう44% 桃33% すもも7%
このすももの立ち位置に、魅力を感じていました。
また、鶏口牛後(けいこうぎゅうご)のように、ある意味で何かの分野でトップにいると良いことあるかも?という期待もありました。
例えば、ライバルがいない、SEO検索でトップ、取引先も「すもも」なら誰とも取り引きしてないetc
だから、すももを選びました。
価格安定(経営面)
JAの職員が「桃は振れ幅が大きいけど、すももはそういうの無い」
他の産地が出てきたら一気に下がったりとかは少ない。
だから、すももを選びました。
時給が高い(経営面)
法人にいたときに、県が10aあたりの品目ごとの経営指標を見せてもらいました。
その中でも、すももが時給が高かったんですね。
だから、すももを選びました。
ふりかえり
人生かけてすももを選んだ理由
- ギャップがある(栽培面)
- 手がかからない(栽培面)
- 農家が少ない(経営面)
- 価格安定(経営面)
- 時給が高い(経営面)
以上が1つめのチャプターでした。
実際に直面した誤算(2つめ)
- 収量が少ない(栽培面)
- 選果が大変(栽培面)
- 草の管理(栽培面)
- マイナスイメージ(経営面)
ひとつずつ見ていきます。
収量が少ない(栽培面)
県のデータでは、すもも10aあたりの収量が1.5tって書いてあったのに、実際は700kとか取れず、
県内全体の平均の実績値でも1.5tにおよばず、半分以下でした。
桃の半分です。
これは、誤算でした。
選果が大変(栽培面)
実が小さいから選果が大変です。
シンクイや傷は無いかどうか確認をしなければなりません。
また、小さい果実なので、パック詰めが基本となり、
これも手間がかかります。
これは、誤算でした。
草の管理(栽培面)
手がかからないから面積を広げていけます。
その分、草刈りが大変になってしまいます。
これは、誤算でした。
マイナスイメージ(経営面)
この「酸っぱい」というイメージは予想以上に手強く、
お客様に完熟のすももを試食で渡そうとしても、
「すももだから」
という理由で受け取ってもらえないこともありました。
これは、誤算でした。
ふりかえり
実際に直面した誤算(2つめ)
- 収量が少ない(栽培面)
- 選果が大変(栽培面)
- 草の管理(栽培面)
- マイナスイメージ(経営面)
以上が2つめのチャプターでした。
趣味でやるなら(3つめ)
栽培だけに関して言えばぶどうです。
定年退職というものがあるなら、ぶどうを丁寧に手間を思いっきりかけて栽培したいです。
以上が3つめのチャプターでした。
迷ったときに、いつもやってる僕のマインド(4つめ)
- そのときにベストをつくす(就農前)
- それしかないと思って、それならどうしたら稼げるか?強みを活かせるか?を考えるといいと思う。(就農後)
以上が4つめのチャプターでした。
終わりに
いかがでしたか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
あなたにとって、僕のこれまでの学びや経験、考えが参考になれば幸いです。
それではまた別のコンテンツでお会いしましょう。
終わります。
「もっと、農業に夢中になっちゃおう。」
みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
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ご覧いただきまして、ありがとうございました。
written by 農業、始める