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【失敗談あり】単価が高いものだけを栽培したときのワナ

単価が高い畑

「売ると高く売れるものを栽培したい!」
「キロ単価が高いのだけやればいいや」
って思ったりしますよね?

でも、じつはキロ単価が高ければ、収入もたくさん入ってくるとは限らないんです。

全てにあてはまるわけではないですが、
なかには、「栽培体系に取り入れたらワナがあった…」
ってことがあります。

でもあなたは大丈夫です。
なぜなら、これからそのワナを理解していくわけですから。

今回の内容をご覧いただくことで、単価だけに左右されず、
ワナにはまって時間をロスしそうになった分を
あなたの好きな時間、好きな農業に使えるようになります。
誰でもすぐにできます。

どんな作物を栽培しようか?でお悩みのあなた、
単価だけに目がいっているあなたにとって参考になれば幸いです。

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単価が高いものだけを栽培したときのワナって?

どんなケースがあるかというと、
次のとおりです。

  • 面積あたりの売上が低い
  • 時期がそこだけ
  • 売れない

ひとつずつ見ていきます。

面積あたりの売上が低いケース

「単価が高いのに、なんで売上が低いの?」
その原因は次のとおりです。

  • 収量が少ない
  • 秀品率が低い
  • 栽培が難しい

順に紹介していきます。

単価が高い畑の冬の様子

収量が少ない

単価は高くても、収量が少ないケースがあります。
これ、どういうことか?っていうと、
例を出します。
・1K2000円で、100Kの収量の場合
・1K500円で、1000Kの収量の場合

前者は売上20万、後者は売上50万
後者のほうが売上は高いですよね。
前者のほうが、後者よりもキロ単価が4倍であっても
収量は後者のほうが10倍だったり。

実際こういったケースがあります。
というのも僕が経験したことなんですね。

僕の失敗談

とある農家さんがインゲン豆を栽培していて、
「すももよりもインゲンの方がキロ単価高いよ」って
言われて、
さっき紹介した単価ほど差があったわけではないんですが、
すももはキロ500~600円で
インゲンはキロ1200円とかだったんですね。


「え、野菜の方が高いの?」
「作付すればその年にすぐ収入になるし、しかも果樹みたいに収穫一度きりじゃない。
次から次へと実がついてくるからもうかりそう」
って思ったんです。

んで、次の年、ちょっとだけインゲンをやってみたら、
「1K収穫するのに、こんなに大変なの?…」
て収量の低さのワナに見事にハマったわけです。

もちろん、インゲンを主でやってるのならまだ別ですよ。
時間配分、売り方とか熟知しているわけですから。
僕はすももが主で、そのノリでやってしまったのが失敗だったんです。

これが収量が低いというワナです。

単価が高いぶどうの木

秀品率が低い

どういうことか?っていうと、
【太陽と貴陽の例
変形が多い、大きさがそろわない、太陽と貴陽のケース】

これが秀品率が低いというワナです。

栽培が難しい

どういうことか?っていうと、

  • 気候が合わない
  • 病気になりやすい

そこの土地で栽培されていないものや、海外のものを栽培すると
日本の気候にあわずにうまく育てられなかったり、
病気になりやすかったりします。

僕の例をお話しすると、
当時借りていた「ロザリオビアンコ」というぶどうがありました。

当時はとても高単価で稼ぎ頭だったようですが、
なにしろ病気に非常に弱い。
いくら防除をしても、ベト病という細菌に悩まされ続けてきました。

これが栽培が難しいというワナです。
ここまでが、ひとつめ、「面積あたりの売上が低い」というお話でした。

単価を高くして売るための柿

時期がそこだけ

どういうことか?っていうと、
これ全ての品目にも当てはまると思いますが、

  • 手が回らない
  • リスクが大きい

といったことが起こります。

その単価が高い品目だけ栽培するわけです。
生活するぐらい売らないといけませんので、必然とたくさんの面積をやることになります。
すると短期間内での作業量が増えることになります。

手が回らないです。

また、ひとつの品目だけだと、自然災害でダメージ受けたときに
全体が壊滅状態になることもあります。
とてもリスクが大きいです。

ここからわかることは、分散することが大切ということです。
これが、ふたつめ「時期がそこだけ」というお話。


売りにくい

どういうことか?というと、

  • 需要がない
  • 価格が高くなる

という理由です。

需要がない

有機野菜が世の中に広まっていないのは、それだけ需要が無いためです。
一般のスーパーで有機野菜のコーナーがあっても、なかなか売れない。
世間一般は、普通の野菜を手にします。
単価は高くても、必要とされていなければと意味がありません。

価格が高くなる

また、単価が高いと必然的に販売価格も高くなります。
さきほどの有機野菜もそうですが、他にも国産コーヒーもあてはまります。

一袋500円ぐらいで売っていそうなものが、国産になると5000円近くに。
以前、コーヒー好きな方へプレゼントしましたが、リピートしませんでした。
なぜなら、価格が高いから。

それどう売りますか?イメージできますか?あなたなら買いますか?
という視点もときには必要だと思いました。

これが3つめ「売りにくい」という内容です。

ふりかえり

単価が高いものだけを栽培したときのワナ

  • 面積あたりの売上が低い(収量が少ない・秀品率が低い・ 栽培が難しい)
  • 時期がそこだけ
  • 売れない

でした。

ここまで聞いて、
「じゃあ高い単価のものは狙っちゃいけないの?」
「どこに着目すればいいの?」
それが最後にお話しする
ワナにはまらないようにするための対処法です。

単価が高いのだけを選んでしまって、後悔しないために

ワナにはまらないようにするための対処法

これどういうことか?っていうと、
まわりを見てください
就農されていない、これから農業始めようとおもうって方は
その地域のまわりを見てください。

するといろんな農家さんがいて、いろんな作物を栽培していますよね。
そのいろんな作物から、高単価のものを選んでください
なおさら、地域のJAが取り扱っている品目なら、まず間違いないです
ワナにはまることはありません。

なんでそう言えるのか?

これが適地適作ということ。
その土地、環境で栽培できるものを、今、まわりの農家さんは栽培しています。
栽培しやすい。
なので、その中から高単価のものを選ぶと失敗しません。


でも、あまり作っていない、高単価なものを栽培したいあなたへ

その地域で前例となっている農家さんを訪ねて、実情を見聞きしてからのほうが
ワナにはまりません。
実際見てみたら、
めちゃくちゃ施設投資してた。→栽培がむずかしい
お小遣い程度で売っていた→売れない、収量が少ない

自分が開拓者になる!ファーストペンギンになる!あなたへ

そのワナにかかってもふりほどくぐらいの勢いでやりぬいてください。
実際に僕の知り合いでもいます。
とうもろこしをこの地域で産地にする!っていう農家さん
普通の人よりも断然苦労してますが、それでもやってます。
本当に応援してます。

これが言いたくて、今回このトピックをあげました。

終わりに

いかがでしたか?

農家さんは単価の話が大好きです。
会話の中で、キロ単価が飛び交いますが、そこだけにとらわれずに
あなたの農業をやっていってください。

こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。

「もっと、農業に夢中になっちゃおう。」
みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
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ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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