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農家のせがれ、親とケンカする率100%【の対処法】

農家のせがれ、親とケンカする率100%のイメージ1

農家のせがれさんは、 こんな悩みを持っていませんか?

  • 自分はこういう農業したいのに、親に「そんなのダメだ!」と全否定される
  • 親はホントわかってない!いつも口出しされてさ
  • いくらもらえるのかわからない、低すぎる、割に合わない

僕は15年近く農業やってきて、 親と仲良くやっている農家さんも見てきました。

今回は、農家のせがれさんが親とケンカする理由と、 仲良くやるための方法をお伝えします。

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親とケンカする共通の問題点

原因は大きく3つあると気づきました。

  • 意見のくいちがい
  • 親がやりたがる
  • 収入があやふや

意見のくいちがい

意見のくいちがいというのは、 自分と親が栽培方法や出荷先について違う考えを持っていることです。

例えば、

  • 草生栽培と耕す栽培
  • 減農薬と慣行栽培
  • JAじゃなく直接販売

などです。

自分は新しいやり方に挑戦したいけど、 親は昔ながらのやり方にこだわっている。
そうすると、意見がぶつかってしまいますよね。

親がやりたがる

親がやりたがるというのは、 親が自分の仕事を手放せないタイプだったり、 自分に任せられないタイプだったりすることです。


例えば、

  • 栽培をまかせられないタイプ
  • 親が「これは絶対に誰にもさせない」(剪定など)
  • お前は草刈りやっておけ(大変な仕事)

などです。

自分はもっと責任ある仕事をしたいけど、 親は自分のやり方を押し付けてくる。
そうすると、反発してしまいますよね。

収入があやふや

収入があやふやというのは、 自分と親の収入が一緒になっていて、それの分配があいまいだったり、 不公平だったりすることです。

例えば、

  • いくらもらえるのかわからない
  • 低すぎる、割に合わない
  • 親はパチンコ、こっちはお金ないから深夜バイト

などです。

自分はもっと収入を増やしたいけど、 親は自分勝手に使ってしまう。
そうすると、不満が溜まってしまいますよね。

農家のせがれ、親とケンカする率100%のイメージ2

どうしたら仲良くなれるのか?

では、これらの問題を解決するにはどうしたらいいでしょうか?

僕が考えた解決策は3つあります。

  • 経営を別々にする
  • 心を無にする
  • 外に敵をつくる

経営を別々にする

経営を別々にするというのは、 畑を別々にしちゃうことです。
担当を決めるか、自分で新たな畑を借りるか、 どちらかにしましょう。

こうすることで、

  • 意見のくいちがわない
  • 自分がやりたいようにできる
  • 収入は透明になる

というメリットがあります。

ただし、問題点もあります。

  • 出荷場や農機具は共通して使っていると、そこでトラブルになる
  • 初期投資がかかる
  • 実家の畑を手伝わないといけない

というデメリットがあります。

ですが、本気で自分のやりたい農業をやるなら、 これくらいはしたほうがいいと思います。

心を無にする

心を無にするというのは、 自分のこだわりをなくすことです。
親の言うことを素直にそのまま受け入れるようにしましょう。

こうすることで、

  • ケンカしなくなる
  • 仲良くなれる

というメリットがあります。

ただし、問題点もあります。

  • 自分のやりたい農業ができない
  • 収入の透明性がない

というデメリットがあります。

ですが、農業を知らない人や、 収入を気にしない人には、 これが一番楽な方法かもしれません。


外に敵をつくる

外に敵をつくるというのは、 他の農家さんと競争したり、協力したりすることです。

例えば、

  • あの人はこういう栽培をしてうまくいってるみたいって言って、親に新たなやり方を提示する
  • 一緒に仲間となって、農業について深く話ができるようにする
  • 実際に畑に率先して出て、親に信頼や見直しを得る

などです。

こうすることで、

  • 自分のやりたい農業ができるようになる
  • 親との関係が良好になる
  • 農業の技術や知識が向上する

というメリットがあります。

ただし、問題点もあります。

  • 他の農家さんと仲良くなれるかどうか
  • 親が素直に受け入れてくれるかどうか
  • 時間や労力がかかる

というデメリットがあります。
ですが、農業に情熱や挑戦心を持っている人には、 これが一番おすすめの方法です。

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実際仲良くやってる農家さんの例

最後に、僕が深く心に残っている農家さんの例を紹介します。

親と仲良くやってる農家さんは、

  • 親が立場をわきまえてる(子に譲ってる)

という共通点がありました。

親は子供の意見ややり方を尊重して、 自分はサポート役に徹しています。
子供は親の経験や知恵を活かしつつ、 自分の目標や夢を追求しています。

そんな風にバランスよく
協力して農業をやっているんです。

これが親子の理想の関係だと思います。

もちろん、これができるのは簡単なことではありません。
親も子も、それぞれに思いやりや謙虚さが必要です。
でも、それができれば、 農業はもっと楽しくなるし、 親子の絆も深まると思います。

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まとめ

今回は、農家のせがれさんが親とケンカする理由と、 仲良くやるための方法をお伝えしました。

親とケンカする原因は、

  • 意見のくいちがい
  • 親がやりたがる
  • 収入があやふや

でした。

解決策は、

  • 経営を別々にする
  • 心を無にする
  • 外に敵をつくる

でした。

実際仲良くやってる農家さんは、

  • 親が立場をわきまえてる(子に譲ってる)

という共通点がありました。

親元就農したせがれさんは、 自分のやりたい農業を実現するために、 親との関係をどうするかが重要です。

終わりに

いかがでしたか?

親元就農された方にとってみても、いろいろと苦難があることが伝わったら幸いです。

こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。

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ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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