教えてくれた農作業が人によって違う場合は?
みなさん、農業を始めるといろんな方から農作業を教えてもらうこと多いじゃないですか?
でも、教えてくれた作業が人によって違った場合、困りますよね。
僕自身、かなり経験してきました。
この問題を僕なりに解決してきた経験がありますので、これをみなさんと共有していきたいと思います。
目次
どうしたらいい?
結論としては、うまくかわすが正解です。
Aさんの農作業を採用したら、Bさんをうまくかわす。
Bさんの農作業を採用したら、Aさんをうまくかわす。
場合によっては、AさんもBさんかわします。
理由
ここまで聞いて🌱
「いや、そんなどっちともつかずな姿勢は良くないよ」とか
「優柔不断なのはあとあと苦労する」とか
思われるかと思いますが、
このうまくかわすに至った理由は、そもそも悩んでしまう問題点にあるんですよ。
悩む問題点
2つあります。
・情報の選択
・顔をつぶすおそれ
情報の選択
どっちの農作業にしようか?って悩む問題点です。
「Aさんの農作業、確かにいいものが出来そうだな…」
「でもBさんの農作業なら、効率的だしな…」
「どうしようかなー?」
っていう状況ですね。
どっちの農作業?
情報の選択については、どっちの農作業が自分にとって優れているのか?
を最優先で考えてください。
あの人に言われたからやってますっていう理由は作らずに、
自分の中でよく考えて納得したからやりましょう。
場合によっては、AさんBさんのいいとこどりをしてください。
あなたの農業なんで、あなたがやりたい農作業をとるのが正解です。
そうはいっても
でもここまで聞いて、
「どっちの農作業がいいのか、分からないから悩むんだよ?」
っていう方いらっしゃると思います。
そういう場合は、紙に書き出してください。
どういうこと?
Aさんの農作業の良いところ、悪いところ
Bさんの農作業の良いところ、悪いところ
を箇条書きで書いてください。
こうして紙に書き出すことで、客観的に物事を考えられるようになります。
自然とどちらかを選べるようになります。
それが内容だったり、箇条書きの数だったりが決める判断になります。
顔をつぶすおそれ
これで「Aさんの農作業にしよう!」と決まったとするじゃないですか。
でも、なんかBさんの影もちらついたりしませんか?
その理由が2つめの問題点である、
・顔をつぶすおそれ
なんですね。
Aさんのを採用したら、「Bさん、どう思われるかな…?」
って悩みますよね。
「いや、そんな嫌われることを恐れてたら、なにも物事進まないよ?」
って思われるかもしれませんが、
これが農業特有の問題なんですね。
どういうこと?
農業って地場産業、地域密着の仕事なんで、地域の輪をかなり大事にします。
何が言いたいか?っていうと、「みんな仲良く」が基本姿勢です。
もちろん、クセの強い人が多いのももちろんですが、それをも受け入れた中で
輪を乱さないのがルールです。
輪を乱したら?
村八分、つまり無視され続けます。
ずっと後ろ指さされながら、悪口を言われながら農業をすることになります。
「いや、自分は嫌われるの大好きなんです!」
って人って、いないと思うんですよ。
誰しも、どうせなら仲良くしたい、愛されながら生きてきたいじゃないですか。
ただでさえ、新規就農だと、よそ者扱いから始まりますし、
そこから信頼を得るまで時間もかかります。
なので、2つ目の問題点、「顔をつぶすおそれ」というのは
是が非でも避けなきゃならないんですね。
問題点のまとめ
ここまでが2つの問題点
振り返りますと、
・情報の選択
・顔をつぶすおそれ
でした。
ここから後半の具体的な方法、かわし方について
お伝えしていきます。
具体的なかわし方は?
みなさん、
情報の選択に関しては、簡単だと思うんですよ。
「こっちの農作業がいい!」って決めるだけなんで。
ただ、悩ますのが顔をつぶすおそれなんですね。
つまり、顔をつぶさないようにすればいいだけです。
これ、何が言いたいか?っていうと、
相手の顔を立てる姿勢を持つこと
ということです。
この考え方が、うまくかわす方法につながってきます。
具体的には?
僕の経験談をお話しすると、
僕は、相手に非があってもウソをついてでも、相手の顔を立ててきました。
まわりに恥をかかせないようにします。
例えばどういうふうに?
例えば、
Aさんの農作業を採用したとして、それを見たBさんが
「そんなの全然ダメだよw誰から教わったのさ」
って嘲笑してきたとするじゃないですか。
この場合、相手の顔を立てる というのはAさんのことです。
Aさんの顔を立てる姿勢を持つことを念頭におくと、
そのときに素直に
「Aさんに教わったんで、そのままやってます」
って言うんじゃなくて
「Aさんに教わったけど、僕がうまく理解できてなくて、こうなっちゃってるんですよね」
とAさんの顔を立てます。
Aさんのやり方を完コピしてても、僕は出来ていない程でいる。
こうすることで、Bさんにも「農業やりたてだもんね」って納得がいくし、
Aさんを顔をつぶすことがありません。
出来るかな?
「いや、私は見下されたくない!自分は出来る人間だ!」
って強く思う方もいらっしゃると思います。
ここで、ひとつ日本の大切なことわざをお伝えします。
「能ある鷹は爪を隠す」
出来ない程でいましょう。
バカでいましょう。
初心者でいましょう。
あなたは有能なんですから。
そうして、相手を躍らせておけばいいんです。
Bさんを黙らせておけばいいんです。
しかも、熱心に頑張ってやろうとする姿勢をみせられるわけで、
自分自身の株も上がります。
これが最も誰も傷つけずに、自分の好感度まで上げてしまうスキルです。
ぜひ、参考にしてみてください。
補足
補足ですが、他にもいろんなかわし方があります。
Aさんの顔を立てる姿勢を持つことを念頭において、
「うっかりしてました」
「クセがついちゃってて」
「今度、試してみます」
「YouTubeを見せる」いろいろやってみてください。
具体的なかわし方のまとめ
結論としては、
相手の顔を立てる姿勢を持つこと
終わりに
いかがでしたでしょうか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。
「もっと、農業に夢中になっちゃおう。」
みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
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ご覧いただきまして、ありがとうございました。
written by 農業、始める