苗木のカタログ読むときに、つい僕が意識しちゃう1つのこと
苗木のカタログは、苗木屋さんが苗を売りたいから作っているものです。
だから、良いことばかり書いてあって、悪いことは隠してあったりします。
また、実際に栽培してみると、カタログに書いてあったことと違うことがたくさんあります。
それで、後悔したり、困ったりすることがあります。
そんなことにならないように、カタログを読むときには、
以下の3つのポイントを押さえておくといいです。
- 良いことは誇張されている
- 悪いことは軽減されている
- 同じような表現が使われている
これらのポイントを踏まえて、具体的な例を見ていきましょう。
目次
良いことは誇張されている
カタログに書かれている良いことは、実際よりも大げさに言われています。
例えば、以下のような文言があります。
- 雨による裂果が少ない
- 食味は良好
- 果の重さは平均300g
これらの文言をそのまま信じると、期待外れになります。
実際には、
- 雨による裂果が少ない→裂果する
- 食味は良好→普通
- 果の重さは平均300g→240g
こんな感じで、実際よりもランクを下げて考えるといいです。
悪いことは軽減されている
カタログに書かれている悪いことは、実際よりも軽く言われています。
例えば、以下のような文言があります。
- 空洞果の発生は少ない
- 着色が劣ることがある
- やや柔らかくなる
これらの文言をそのまま信じると、困ったことになります。
実際には、
- 空洞果の発生は少ない→発生する
- 着色が劣ることがある→全然色入らない
- やや柔らかくなる→柔らかい
こんな感じで、実際よりもランクを上げて考えるといいです。
同じような表現が使われている
カタログに書かれている表現は、同じようなものが多く使われています。
例えば、以下のような文言があります。
- 耐寒性が強く冬季管理が容易
- 果肉はジューシーで甘酸っぱく風味豊か
- 果実は大きく鮮やかな色彩で美しい
これらの文言は、どの品種にも当てはまるような汎用的なものです。
これだけでは、品種の特徴や個性がわかりません。
そこで、カタログ以外でどんなことを目安にしたらいいのかというと、
以下の2つのポイントを参考にするといいです。
- 他の産地で主力になっているもの
- 近所の農家さんに相談する
これらのポイントを踏まえて、実際に栽培されている品種やその特性を調べると、 カタログだけではわからない情報が得られます。
また、自分の環境や目的に合った品種を選ぶことができます。
終わりに
いかがでしたか?
苗木を購入するときは、その説明文だけを頼りにせず、周りの農家さんなどにも相談してみましょう。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。
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written by 農業、始める