【ファン化させる】マルシェで売るとき意識した5つの大事なこと

あなたは、こんな悩みを持っていませんか?
- 栽培した農産物を、初めて対面販売するけどどうしたらいいんだろう?
- 対面販売しててお客様がリピーターになってくれないかな?
- 新たなお取引先とお仕事できないかな?
私もそうでした。 独立当初、完熟のすももを多くの人に買ってもらいたいと思ってても、 一年目のお客様は嫁の親族、知人のみで、貴重な7名だけでした。
そこで、2年目からファーマーズマーケットやマルシェに参加しました。 すももの時期に週イチで出店して、対面販売をしました。
結果、本当にありがたいことに毎年毎週必ず来てくださるお客様が増え、 お取引先もほぼマルシェでつながり、 「すももといえば菊島さん」というブランディングにもつながりました。 本当に感謝しています。
ですので、私の経験談ですが、 今回の内容を聞いていただくことで、
- あなたの育てた農産物が「買いたい!」と言われるようになります。
- ファンが増えます。
- 農業での喜びを味わう人生を送る近道になります。
初めて対面販売するあなたへ どうやって売ったらいいのかわからないあなたへ リピーター、ファンになってもらいたいあなたへ 取引先と出会いたいあなたへ
この記事は、そんなあなたにとって参考になれば幸いです。


目次
マルシェで売るとき意識した5つの大事なこと
それでは早速、本題に入りましょう。 マルシェで売るとき意識した5つの大事なことは、
- 山盛り
- ひとつだけ
- 定期的
- 不安を解消
- 売らない
です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 山盛り
山盛りにする理由は、
- 量が多いと豊かさや安心感を与えます。
- 目立ちやすく、お客様の興味を引きます。
- たくさんあると、売り切れる心配がないと思わせます。
です。
マルシェのスタッフさんにも、できるだけ多く持ってきてくださいと言われました。 談合坂のサンデーマーケットで出店していた時も、 山盛りにしている農園さんが多かったです。
山盛りにできる農産物じゃないよ?と思うかもしれませんが、 そんな時は、代々木公園で習った底上げのテクニックを使います。
底上げとは、
- 箱やバスケットなどの容器の底に段ボールや新聞紙などを敷いて高さを出すことです。
- そうすると、容器に入れる農産物の量を少なくしても、見た目は山盛りに見えます。
- また、農産物を斜めに並べたり、高低差をつけたりすることで、立体感や動きを出します。
これらの工夫で、山盛り効果を高めることができます。
以上が山盛りについてです。

2. ひとつだけ
ひとつだけにする理由は、
- お客様に「これがおいしいんです」と伝えやすくなります。
- お客様が迷うことがなくなります。
- 専門性やこだわりをアピールできます。
です。
お客様からも、「すももしか売ってないんですか?」と聞かれたことがあります。 それは、「これを買ってください」と言っているようなものです。
私はすもも農家なので、すもも以外の農産物は持って行きませんでした。 それが、お取引先と繋がったポイントにもなりました。
そうは言っても、いろいろ持って行きたいよ?と思うかもしれませんが、 メインになるものを決めてください。
私はスーパーのバイト時代に学んだことがあります。 それは、客寄せ商品を入口付近に置くことです。 それでお客様の動線を誘導します。
同じように、マルシェでもメイン商品を目立つ位置に置き、 他の商品はサブとして添えるくらいにしましょう。
以上がひとつだけについてでした。
3. 定期的
定期的に参加する理由は、
- お客様に「いつ参加しているのか?」がわかるようになります。
- 不定期だとお客様も予定が立てにくくなります。
- リピーターやファンになってもらうためには、継続的な接点が必要です。
です。
私はすももの時期に週イチでマルシェに出店していました。 それで、お客様からも「来週も来るの?」と聞かれたり、 「毎週楽しみにしています」と言ってもらえたりしました。
定期的に参加することで、お客様との信頼関係が築けます。 また、口コミやSNSで広がる可能性も高まります。
そうは言っても、大変じゃない?と思うかもしれませんが、 ネットでの販売よりも、対面での販売の方が強みを発揮できます。
私は、Face to face が強いと思っています。 農産物の魅力を直接伝えられるし、 お客様の反応や感想をすぐに聞けるし、 笑顔や感謝の言葉をもらえるし、 それがやりがいになります。
以上が定期的についてです。

4. 不安を解消
不安を解消する理由は、
- お客様とのコミュニケーションを大事にすることで、信頼感や親近感を高めます。
- 質問から相手の不安材料を探り、先回りしてお伝えすることで、安心してもらえます。
- 不安を解消することで、購買意欲や満足度を上げることができます。
です。
私は、お客様に質問をしたり、話しかけたりすることで、 不安を解消しようとしていました。
例えば、
- これは何の果物なのか?
- 酸っぱいのは苦手ですか?
- 値段はいくらなのか?
- 食べ方は?
- いつごろ食べますか?
などの質問に答えることで、お客様の疑問や心配を解決します。
要は、お客様が私に言ってもらいたいことを先に言う ことで安心させるのです。
かつコミュニケーションを取った上で、すももをお客様が選ぶ、もしくは私が選ぶとなると、 そのお客様に合った、パーソナライズされたすももをお渡しできます。
「自分のためだけに、選んでくれてるの?」 という特別感が出ます。 満足してくださいます。
そうは言っても、何が不安なのかわからないよ?と思うかもしれませんが、 自分がお客様の立場になってみることです。
でもあまりわからない?という場合は、 他の出店者さんを見て、すぐ見たときに感じたことです。 これが不安材料のネタになります。
以上が不安を解消する方法についてです。

5. 売らない
売らないというのは、
- 「美味しいよ」「安いよ」「寄ってってよ」というような強引な売り込みをしないことです。
- お客様に自分で判断してもらうことを尊重することです。
- あくまで、お客様と会話するのが目的だというスタンスでいることです。
です。
もし「美味しいよ」「安いよ」「寄ってってよ」と言われたら、 あなたはどう思いますか? 私は、イヤだと思います。
売りつけられることほど、人って嫌なことはありません。 自分で判断したいのです。 それに、そんな言葉には説得力がありません。
私は、売らないスタンスを大事にしています。 最初は、赤字覚悟、売れないの覚悟で行って、 どうせ行くなら、農園のチラシを渡してこよう すももを試食してもらおう
と思っていました。
それが、お客様との距離を縮めるきっかけになりました。 お客様の反応を見て、 「美味しいね」「甘いね」「ジューシーだね」 と言ってもらえると、 「本当にそう思ってくれてるんだ」と感じます。
それが、信頼関係の基礎になります。 その延長線上で、買う行動が含まれてた。くらいに考えましょう。
以上が売らないについてです。
まとめ
ここで一旦、振り返っておきましょう。
マルシェで売るとき意識した5つの大事なことは、
- 山盛り
- ひとつだけ
- 定期的
- 不安を解消
- 売らない
でした。
これらのポイントを実践することで、
- あなたの育てた農産物が「買いたい!」と言われるようになります。
- ファンが増えます。
- 農業での喜びを味わう人生を送る近道になります。
私はすもも農家だけだったからかもしれませんが、 野菜農家さんでも同じように応用できると思います。
終わりに
いかがでしたか?
やはりコミュニケーション(想い、人柄)が大切だと思います。
あとぜひ、マルシェの運営側のSNS活用にも助けられています。 ブランディングにもつながります。
に弱ってしまうあなたにとって参考になれば・お役に立てれば幸いです。
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。

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written by 農業、始める
