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農業で関わってはいけない人5選と、その対処法

農業を始めた人

こんにちは、ゆびです。
今回、「農業で関わってはいけない人5選と、その対処法」についてのお話しです。

みなさん、何十年と生きてきて、
「この人嫌だなー」とか「関わりたくない!」と思う人が少なからず居たと思います。
思い出すだけでも病むとか、同じ時間を過ごしたく無いとか。

農業をやるにあたっても関わりたくない人が、少なからずいます。
「会うのは避けて通れない!」ってなると苦痛でしかないですよね。

今回の記事を読むことで、関わりたくない人と遭遇してもメンタルが病むことなく、
また、しっかりと対処することで、不安な気持ちをなくして農業をしていくことが出来ると思います。

これから農業を始める人にとっては、特に大事なトピックかと思います。
僕も、ゼロから農業始めて15年近く専業農家としてやってきました。
その当初の経験も踏まえながらお話ししたいと思います。

どんな特徴?

早速、本題なんですけど、
まずは関わってはいけない人の特徴を5つそれぞれ紹介し、そのあとに対処法をお伝えしたいと思います。

農業で関わってはいけない人5選は、次のとおりです。
・農業を否定してくる人
・生産物を自慢してくる人
・作業スピードでマウントをとる人
・キロ単価でマウントをとる人
・チャレンジを否定してくる人

ひとつずつ見ていきます。

農業ならではの光景

・農業を否定してくる人

素直に嫌じゃ無いですか?
「農業やってるの?大変だね。」とか「そんな儲からんことやっても」って言われると、やっぱ嫌ですよね。関わりたくないです。

僕もなんだかんだ言われてきました。
今も言われます。「若いのに他に仕事がなかったの?」とか「なんでやってるの?よくやるよね」とか。

これから残り4つ挙げるひとにも共通して言えることですが、
人の仕事を否定する人って、そもそも理解できる範囲が狭い人、配慮ができない人なんですね。

今の時代、いろんな生き方、働き方があるのに受け入れられない。
これはいろんな年代の方にも当てはまりますが、特にご年配の農家さんに僕はよく言われてきました。

弁護すると、こういった人たちは住んでいる地域だけがその人の生きる世界なんで、無理もないんです。
視野が狭くなっちゃってるんです。

さらに言うと、

農作業を否定する人はもっと多いです。
「こんなやり方じゃダメだ」とか「うちは○○農法やってて…」とか、自分のやっている作業を否定してくる。

確かにそこから教わることは多いのも事実です。
ただ、専業農家、プロ農家が言うならまだしも、趣味の園芸や兼業農家、週末農家の方がよく言ってきたりします。

農業で食べている人に対して、「そんなんじゃダメだ」と。
ラーメン店の店主に対して、「そんなんじゃダメだ」と言ってるようなもので。

「もっとこうしたら、おいしいスープが作れるよ」って、そりゃプロだから知ってますよ。
だけどその分、経費とか時間がかかるから、「その値段で出せないよ?」「 倍の値段になるよ?食べれるの?」ってなるわけです。

こちらも弁護しますと、経験が浅いから覚えたてのことを言いたくて、プロ感を出したくて言ってるだけなんですよね。

・生産物を自慢してくる人

この方もやっかいです。延々と毎シーズン、言ってくるのでウンザリします。関わってられないです。
特に、生産物の大きさの自慢ですね。

「うちはこんなに大きいのが取れたよ。あれ、あなたは?」
もう鉄板のくだりです。
これも経験が浅い方によく見られる傾向です。
プロでもたまに居ますけどね。

僕は果樹農家なんで、ひとつJAでのエピソードをお話しすると、
ぶどうを出荷したときに、農家のおじいちゃんがJAの人に
「今年は、こんなに大きい房が出来ちゃってさ。農協の規格には合わないんだけどどうしたらいい?」
と嬉しそうに自慢気に言ってきたんですね。

そしたらJAの人が一言。
「技術で小さくしてください。」と。
もう撃沈でしたね。

世の中、大きいが正義では無いんですよね。
出荷先、取引先、お客さんが求める大きさ、熟度で作るのがプロです。

大きいのが欲しいところもあれば、小ぶりが欲しいところもあります。
ただ、直売所で1個1Kもあるナスを2000円で買うより、180g2つ3つ入った小袋298円とかのほうが売れますよ。

さきほどもお伝えしましたが、経験が浅い方、世間が狭い方に見られる傾向です。
なので、弁護するとやはりプロっぽく見られたくて、ついついやっちゃってるだけなんです。


農業で関わってはいけない人

・作業スピードでマウントをとる人

質問自体が「お前遅いだろ?」と間接的に否定してくるタイプです。
農業始めたてなら、そもそも遅いのに否定されるのって嫌ですよね。
関わりたくない人の特徴、あるあるです。

野菜だと「植え付け50mでどれくらいで終わる?」とか、果樹だと「傘かけ1日でどれくらいかけられる?」とか。
純粋に「他の人はどのくらいなんだろう?」という気持ちで質問する方は
必ず「どんなものですか?」形式で聞いてきます。
「どれくらいで終わるものですか?」「どれくらいでかけられるものなんですか?」と。
もしくは先に「自分はこれくらいなんだけど」と言ってきます。

それもなく、ただ「どれくらい?」と聞いてくる人はほぼ相手を否定して自分が優位に立とうとしている人です。

こちらも弁護するなら、ただ褒められたい気持ちがすごく強すぎて言っちゃってるんですよね。

・キロ単価でマウントをとる人

これも鉄板ですね。生産物がいくらで売れたかを自慢してきます。
これも先ほどと同様、間接的に相手を否定した言葉ですね。関わりたくない。

「うちは今、キロ〇〇円で売ってるよ」とか言われて、実際にこちらが売っているキロ単価が低かったら、結構落ち込みませんか?

ここではJA出荷に関しては当てはまりませんが(同一規格で出荷してるんで)、
荷姿や出荷体制によってはキロ単価が安くても、メリットが多い場合もあります。

袋詰めやパック詰めすれば単価は高いかもしれませんが、ただのバラ詰めだったり規格が大まかだったりすると
圧倒的にソフト面のコストが下がって、出荷作業の時間は少なくて済みます。

また、JA出荷している人がマウントを取る場合でも、そこから手数料、仲介料諸々引かれた額をキロ単価で計算すると、驚くほど低いこともあります。

だけど、やはり人間なんで高い数字のほうに目が行ってしまうんですよね。
ですので、表面的なキロ単価だけで比べること自体がナンセンスです。

やはり弁護しておくと、特定の出荷先しか経験したことが無いので、他の選択肢が思い浮かばないんですよね。

・チャレンジを否定してくる人

これはもう、農業に限ったことでは無いですけど、
新しいことをしてると「そんなことして何になるの?」とか「どーせムリだろ」と言う人が必ず現れます。

やはり、自分がやろうとしてることを否定されるって、イヤな気持ちになりますよね。
先にその人たちを弁護しておきます。

その人たちは、「あなたが羨ましい」と間接的に言ってるだけなんです。

「自分には出来ない」「人にどう思われるか怖い」「うまく行かないかもしれないし…」
っていう気持ちの表れなんです。
僕自身、何もかもがゼロからやり始めてるんで、全てがチャレンジ、新しいことをやってきたんですね。
それに対して、いろんなことを言われてきました。

けど、言ってきた当の本人は何も新しいことをやっていない。
ただ、実家の農業を継いで、その環境でマウントをとってるだけの人が多いです。

ゼロから始めてる人からしてみたら、やっぱり羨ましいし、悔しいですよね。
でも改めて言うと、チャレンジしている「あなたが羨ましい」と思ってる証拠なんです。
こわくて出来ないんですから。

その具体例

よくあるエピソードとしては、農業の法人化です。
「いつかは法人化したい。会社にしたい。」っていいつつ、結局やっていない。
その理由が「個人事業とあまり変わらないって言うから」やらない。
だったり、「今はその時期じゃないから」やらない。だったり。

もともと「法人化はしたく無い。興味無い」って言ってるんだったらまだしも、
「法人化したい」っていう気持ちがあって、
なおかつ「個人事業とあまり変わらない」んだったら法人にすればいいんじゃない?
って思ってしまいます。

法人も個人もあまり変わらない。どっちも一緒なら法人にすればいいだろうと。
けど、その一歩が踏み出せない。

新しいことが出来ない。
いつしか何年も過ぎていく。
法人化した人を羨むうらはらで、攻撃してくる。
という、よくある鉄板の流れがあります。

もう先に弁護しましたけど、チャレンジを否定してくる人は「あなたを羨ましがってる」だけなんです。
わかってあげてください。

まとめ

ここで一旦、ふりかえりますと、
農業で関わってはいけない人5選は、次のとおりです。
・農業を否定してくる人
・生産物を自慢してくる人
・作業スピードでマウントをとる人
・キロ単価でマウントをとる人
・チャレンジを否定してくる人

それでは次に、そういった人が現れたとき、どう対処すれば良いかお話ししたいと思います。


農業を始めた人

対処法

農業で関わっていけない人への対処法としては、「自らが変わる。」ということです。

その理由

これ、どういうことかと言いますと、
農業という地場産業では、そういった人とつながりを断つのは難しかったりします。

たまに会う程度ならまだしも、同じ地域、畑でよく会ったり話したりすることもあります。
本当は関わりたく無いけど、ローカルな中では関わらざるを得ない状態。

であれば、相手の言動を受け止めて反発したり、悲観したりするのではなく、
自らが変わって、相手の言動を受け流したり、受け止めたとしても受け方を変えたりしたほうがいいと思うんですよね。

余計ないざこざが無くて済みます。
相手を変えるのは、相当労力が要りますけど、自分が変わるのは自らの意識次第だと思うんですよね。

具体例は?

じゃあ具体的に、どう変わればいいの?
と思われるかもしれないですけど、
結論としては、ひがみすぎている老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんに見立てることです。

ご年配の方に、やたらひがんでいる方、ケンカ腰の方っているじゃないですか。
その方として相手を捉えると、結構楽になりますよ。
(うちの視聴者さん、ご年配の方が多いのは承知なんですけど、
みなさんのことじゃありませんからね。)

どういうことかというと、

「うちの畑ではこんなに大きいのがとれたんだよ」
って言われたら、
「そうだね、おばあちゃん。立派だね、おばあちゃん」
って。

「うちはこんなに高く売ってるんだよ」
「そうなんだね、すごいね。おばあちゃん」
って。

なだめるような形ですが、ご年配の方に見立てているので、
自然とそこには人生の先輩としての敬意が含まれます。
嫌味を相手に感じさせません。

よく、相手を子供として捉えるといいって言われますけど、
そうするとちょっと、上から目線な感情が入りますんで、
できれば、ひがんでいるおばあちゃんがいいです。
おじいちゃんでもいいですけどね。

それだけで、だいぶ楽になるんじゃないかと思います。

農業を始めた農業女子

まとめ

それでもやっぱ、メンタル落ちることがあったりすると思います。
そんな嫌なことがあったら、ゆびあぐりの一番最初の動画、一番古い動画を見てください。
観ればわかります。
それを観ることで、みなさんが「自分も頑張れるかも」って思ってもらえたら幸いです。

いかがでしたか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。

もっと、農業に夢中になっちゃいましょう。

みなさんに、もっと、農業に夢中になっていただきたい想いで、
いろんな農業に関する情報発信をしています。
【ゆびあぐり】のSNS一覧
https://lit.link/yubiagri

ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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