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農家のお嫁さんになることに、何故ネガティブなのか?

農家の畑の様子

女性のみなさん、農家のお嫁さんになるって、どんなイメージをお持ちですか?
「ちょっとな…」って少しでもネガティブに思ったりしませんか?

なんで、ちょっとマイナスイメージがついているんだろうと思いまして、
僕の周りにいる農家のお嫁さんを思い出してみました。

その方達を思い返してみると、いろんな立場、振る舞い方をされていました。
今回は、その原因をまとめてみたいと思います。

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なぜ、農家のお嫁さんになることにネガティブなのか?

もちろん悪い面があるからであって、どういう面か?というと2つあります。

・農作業
・姑問題

です。

問題1(農作業)

取材した中では、こんな声があがりました。

・長時間労働できつい。
・旦那さんと消毒を一緒にやる、雨が降らなきゃ休めない。
・早起きしなきゃいけない、
・汚れることがそもそも嫌。etc

結婚は人と人の内面でするものだと思っていますが、
中には結婚はするけど農作業は一切手伝わないという方もいらっしゃいます。
つまり、「労働力として見るな。」ということですね。

そうは言っても

ただ、農業されている方だと分かりと思いますが、
ちょっと手伝ってくれるだけでも助かるときがあるですよね。

どんなのとき?

もう、農繁期に朝の30分だけとか、事務関連(伝票作るとか、)箱を折ってくれるとか。
猫の手も借りたい状態なんですよね。

ただ農業女子といわれている昨今、農業が好きって人も多いのも事実です。
なので、この問題は結構クリアできる感じだと思ってます。

しかし、2つの目の側面がかなり厄介です。
姑問題です。
農作業だけじゃないんです。
姑とのいざこざが、かなりのネガティブ要因をしめています。

農家のお嫁さんが乗っていた軽トラ

問題2(姑問題)

以前、うちで働いてくださってた女性の方(30代)の一言を思い出しました。
「農家に嫁ぐのはさすがにちょっとなぁ…」

なんで?と聞いたら、
「昔ながらの慣習が根強いから、立場が一番弱いし、嫁姑問題ほぼあるし…」

理由の具体例

「朝早く起きて、朝食を作って子供を送り出したらすぐに畑へ行って、
10時になったらお茶を用意して片付けて、畑仕事して、
11時30分になったら家に戻って、
みんな(おじいちゃん、おばあちゃん、旦那さん)のお昼を用意して片付けて、
ついでに夕飯の下ごしらえをして、
また畑へ行って夕飯の支度でまた帰って…」
と。

でも旦那さんは家の中では何もしない。みたいな。
姑からの無言のプレッシャーに、常にさらされているわけです。

確かに、とある農家さんの奥さんはまさにこれを実行していました。
家事のスキマで畑の手伝いをしている形です。
そこに姑さんも畑仕事しているので、ちょっとした緊張は走ってました。

他では、旦那さんが家事をしてるだけで、姑さんが奥さんを呼び出すシーンを見たりもしました。


授粉作業をしてる農家のお嫁さん

まとめ

いったん振り返っておくと、
なぜ、農家のお嫁さんになることにネガティブなのか?

・農作業
・姑問題

さらに伺ってみると、

あと他にも何名か女性の方に聞きましたけど、
やはり挙がったのが姑問題。

「嫁なんだから」という決めつけ。
地方だからこそですよね。

ご実家が農業やっていて、そのお母様の話も聞きましたが、
やはり「嫁なんだから、こういうことして当たり前。こうするべき。」
と言われていたのを幼少期に見ていたと。
つらそうだったと。

そうは言っても

ただ、みなさんここまで聞いて、
「これ、姑問題とかそもそも農家に限ったことじゃなくない?」
って思われる方もいると思います。

確かに、農業以外でも嫁姑問題あるのも事実です。
ただ、なぜ、「農家のお嫁さんになることにネガティブなのか?」の
かなりの要因が姑なのかといいますと、
これ結論、一緒にいる時間が長いからなんです。

四六時中、姑と一緒にいます。
家にいるときも、畑にいるときも、ご飯食べたりするときも、
いつでもいるから、そういった交通事故が多い。問題が起こりやすい。

姑は常にチェックが入ります。

農家のお嫁さんたち

一緒に住まなければ?

じゃあ、解決策は何かあるかな?と考えてみました。
なぜ、農家のお嫁さんになることにネガティブなのか?に対する解決策。

一緒に住まなければよくない?とか。

確かにそっちのほうが、ちょっとは気が楽かもしれません。
ただ、人生の大半を占める仕事で常に一緒というのは、気も滅入ってきます。

あと、大半のせがれさん家族は、同じ敷地内で別々の家に住んでいたり、
もしくは隣近所だったりします。
そりゃ、ずーっと姑の存在が気になっちゃいますよね。

じゃあ、どうすりゃいいの?

重要だなと思ったことが、
お互い適度に話を流せる関係性が大事。ということ。

どういうことかというと、
姑が言ってきても、真に受けない。

ただ、そうやって
受け流したり、間接的には言うことを聞かないって
ことになるんで、
相手としては最初イラっとすると思うんですよ。

じゃあどうしたらいいのか?

答えが出てます。
「旦那さんに守ってもらうこと」です。


農家の旦那さん

旦那さんに守ってもらう

これしかないです。
旦那さんがお母さんに直接言う。
男の人が動かないと、ここは絶対いけないところです。

だけど、旦那さんからしてみたら母親なんで、
奥さんのほうに
「言わせとけばいい」「ほっとけ」「無視しろ」と言う。

かばっているようで、全くかばっていません。

もう、聡明なみなさんだとお気づきかと思いますが、
ここに一番の問題があるんです。

旦那さんの配慮が足りない。
これで世の中の農家の嫁さんは、陰で泣きながら一生を全うしていくわけです。

まとめ その2

いったん、まとめますと、
なぜ、農家のお嫁さんになることにネガティブなのか?
の解決方法は?
→旦那さんが動く。お嫁さんを守る。母親に言う。

結婚前とか、そういう安心感を与えることが
ネガティブ解消になるんじゃないかと思います。

いい事例もあるよ

これだけ、農家の姑問題やばいよ、覚悟しといた方がいいよと言いつつ、
実際には姑と仲がいいところももちろんあります。
むしろ、姑を蹴散らす勢いの方もいますけど…
勝手に冷蔵庫を開けるとか。

あんぽ柿の出荷場所

お嫁さん側の条件って?

そんな人もいる中で、深掘りしていきますと。
旦那さん側はそういった配慮が大切だということがわかりました。
じゃあ、逆にお嫁さん側の条件は?

「農業に理解があること。」です。

朝早い、農繁期がある、休めない、
そういったもろもろに対して理解してくれるだけでも
かなり心の支えになります。

もし理解がないと?

休日遊びに来たくてもいけない。
急遽、出荷作業が長引いてしまう。
不平不満の嵐です。

「約束してたでしょ?」が多くなる。
農業は自然相手なんで、仕方がないんです。

じゃあハウスとかにしたら?

台風とか大雪とか、急遽対策しなきゃいけない場面があります。
ダニが一気に蔓延しちゃうかも?ってなって、急に消毒作業したり、病気の葉っぱ、病害の実をとらなきゃいけません。

ひっくるめて、理解があるだけでもありがたい。
ここが重要かなと。

まとめ その3

農家のお嫁さん側の最低条件は?
農業に対して理解があること。

いかがでしたか?
こんな感じで、農業にプラスになりそうなことをコンテンツにしています。
参考になりましたら幸いです。

もっと、農業に夢中になっちゃいましょう。

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ご覧いただきまして、ありがとうございました。

written by 農業、始める

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