動画から学んで農業できる?【+食べていける?】

「YouTubeや本で勉強して、農業ってできるんだろうか?」
これは、これから農業を始めようとしている人なら、
一度は本気で考える疑問だと思います。
実際に僕も、
農業未経験・ゼロからの新規就農でした。
今回は、
「動画や本だけで農業はできるのか?」
そして
「それで食べていけるのか?」
について、僕の経験ベースで話します。
目次
結論:農業は「動画だけでもできる」
まず結論から言うと、
農業自体は、動画や本から学んでもできます。
今はYouTubeを中心に、
・剪定
・誘引
・摘果
・防除
実際の作業がかなり具体的に見られます。
僕自身も、
分からない作業が出てきたら動画で調べて、
「なるほど、こうやるのか」と理解して実践してきました。
この意味では、
動画で農業を学ぶこと自体は、十分可能だと思っています。
ただし「食べていく」のは別の話
ここからが本題です。
動画や本だけで、
農業で食べていくことを考えると、かなり遠回りになる可能性があります。
理由はシンプルで、
動画や本では学べないことが多すぎるからです。
動画では学びにくい5つのこと
1. 作業のスピード感
動画では、作業がとても丁寧に見えます。
でも、あのスピードのままでは仕事になりません。
実際の現場では、
正確さ+スピードが求められます。
この感覚は、現場でしか身につきません。
2. 規模感
「どれくらいの面積をやれば生活できるのか?」
これは、
実際に畑に立って、作業量を体感しないと分かりません。
作物ごとに手間はまったく違います。
この感覚も、動画では掴みにくいです。
3. 判断のタイミング
作業のやり方は動画で分かっても、
「今やるか、やらないか」を判断する力は別です。
僕も研修を終えて独立した直後、
「何を、いつやるか」が判断できずに止まりました。
判断力は、経験でしか育たないと感じています。
4. 失敗例
動画では、成功例が中心です。
でも現場では、
・病気
・天候被害
・作業ミス
こうした失敗の積み重ねが前提になります。
これも、実際にやって初めて分かることでした。
5. 経営の全体像(ここが一番大事)
一番大きいのは、
1年をどう回して生活しているかという視点です。
・忙しい時期
・余裕が出る時期
・踏ん張りどころ
この「経営フレーム」は、
研修で実際に見ないと分かりません。
研修の最大のメリットは「すぐ聞けること」
研修の一番の価値は、
分からないことを、その場ですぐ聞ける環境だと思っています。
聞く
→ 修正する
→ 自信がつく
→ スピードが上がる
この循環が、成長を一気に早めてくれます。
注意点:動画で「分かった気」にならない
これは本当に注意してほしい点です。
動画を見ると、
「分かった気」になってしまうことがあります。
でも、
体が動くかどうかは別問題です。
知識と実践は、まったく違います。
まとめ:動画は「補助」、研修は「土台」
- 動画や本は、とても役立つ
- でも、それだけで食べていくのは厳しい
- 本気なら、研修で土台を作った方が近道
これは、
僕自身が遠回りして感じた正直な実感です。

参考までに、今回の話はYouTubeでもご覧いただけます。ぜひチェックしてみてください。
動画から学んで農業できる?【+食べていける?】